讃井 康智さん

高校生・中学生以下の部

ライフイズテック株式会社
取締役 最高教育戦略責任者

讃井 康智さん

ライフイズテック 取締役 最高教育戦略責任者。
2010年より中高生向けプログラミング教育事業を学校内外に展開。
経産省産構審「教育イノベーション小委員会」委員。

 コロナ禍において社会は大きく変わりました。その中の一つの変化として、ICTの社会実装が大きく進みました。小・中学校でもGIGAスクール構想によりパソコン一人一台の環境が整い、授業の中でICTを活用する機会も増えました。
 ICTの持つ力を活用することができれば、今の時代の中高生の可能性は、私達大人が中高生だった時とは比較にならないほど大きく拡がります。データ分析をして研究者と同じように新たな発見をしたり、プログラミングで社会課題解決するアプリやwebサイトを作ったり、インターネットで世界中の人とつながって新しい取り組みを立ち上げたり、中高生が社会を創造する一線に立てる時代です。
 そんな中高生のことを私たちライフイズテックでは「イノベーター」と呼んでいます。
①課題を自分で設定し、②テクノロジーを使って、③課題を解決する、という3点を体現できる人のことです。今回の「地方創生☆政策アイデアコンテスト2021」はこの3点を含んだコンテストですから、参加する皆さんはまさにイノベーターと言えます。特にデータを使った課題解決をしていくことは、今まさに到来しているDX(デジタル・トランスフォーメーション)の時代には、とても大切な取り組みです。
 本コンテストは、これからの未来につながる機会であると同時に、中高生の皆さんの可能性を大きく広げる機会です。難しいこともあると思いますが、まずは一旦やってみるという思いで参加してもらえたらといいと思います。身近なテーマからで良いです。そこに中高生のみんなでしか気づけないことが必ずあります。皆さんのアイデアを楽しみにしています。