RESAS × V-RESAS
地方創生☆政策アイデアコンテスト2022
オンラインセミナー

第3回 地域課題の解決策を検討するためのデータ分析とその応用(講義編)

RESAS×V-RESAS地方創生☆政策アイデアコンテスト2022オンラインセミナー
第3回「地域課題の解決策を検討するためのデータ分析とその応用(講義編)」を開催!

第3回「地域課題の解決策を検討するためのデータ分析とその応用(講義編)」

プログラム概要
第3回目は、「 RESAS,V-RESASを用いての地域課題のアセスメント方法と、政策のモニタリング方法」について、横浜国立大学大学院国際社会科学研究院池島祥文准教授より、神奈川県箱根町の分析事例をご紹介頂いております。
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その他
――オンラインセミナー開催中に頂いたご質問についてお答えします。

質問:聞き込みをした結果、課題を見つけたとのように聞こえたのですが三つの課題は具体的にどのように見つかったのでしょうか

回答:箱根町では財源不足への対応として、固定資産税の超過課税を決定しましたが、当然ながら増税に対して、事業者や住民からも色々な意見がでており、超過課税を契機に、今後の町のあり方を検討する「町民会議」が発足し、そこに外部有識者として、池島も加わることになりました。そのなかで、箱根町のこれまでの経緯や暮らしの課題をお聞きしてきました。それらを簡潔に3つの地域課題として池島がまとめた次第です。「地域経済循環の構造」については、もともと町内で認識されていたわけではなく、池島が地域経済の状況やデータを確認しながら析出した地域課題になります。


質問:先生が考えられた政策アイデアが、日本の経済にどのように寄与されているのか教えてほしい。

回答:ご指摘の政策アイディアとは「箱根町での対策」を指していると理解してよろしいでしょうか。箱根町役場の方々とは議論をしている最中ですが、起業を通じて地域内での取引を活性化させることを政策で誘導できる部分とできない部分もありますし、実現にむけては色々と障害もあります。ただ、箱根町経済にとって、何が課題なのか、何を検討すれば、地域経済循環を生み出せるのかという点については共有できる状況になってきました。地域の課題は、アイディアひとつで解消するものでもありませんので、関係各位が課題の原因を共有し、そのための解決策を考えて、試行錯誤していく姿勢が重要になると考えています。