全国審査員メッセージ

福原 正大さん

地方公共団体の部 福原 正大さん

Institution for a Global Society株式会社 代表取締役社長
ビッグデータとAIを利用した
教育支援サービス『GROW』で、プロジェクト学習などを
日本のみならず世界で支援。


――これまでに福原さんが取り組まれてきたことについて教えてください。

私たちInstitution for a Global Society(IGS)では、評価・教育で、幸せを作ることを目指しています。ところで皆さんは、幸せがどのようなものなのかを考えたことがあるでしょうか。私たちは、それをビックデータやAIを利用し、幸せを可視化して、それに対策をとっていく、ということを教育・人事の分野で行っている会社です。また、慶應義塾大学経済学部でビックデータとAIを使った金融、フィンテックという領域のゼミを運営・指導しています。

――中学生や高校生がこれから世界で通用するリーダーとなるためには何が必要とお考えでしょうか。

僕は、私たち一人ひとりがグローバル・リーダーシップを持つことが大切だと思います。グローバル・リーダーシップというと世界全体というイメージを持たれるかもしれませんが、実はそれは皆さんの周り、地域から起こるわけです。世界中すべての人が自分の地域を良くしようと考えると、結果として世界全体が良くなっていく。こういった未来を考えるといいのかもしれません。また同時に、「グローカル」と言われるように、ローカルの問題をローカルだけで解くことはできない。それを世界レベルで見ていくことが大切になってきています。皆さんがまずRESASデータをベースにどういうことをできるのか、まず地域で見ると同時に、世界はどうなっているのかということを合わせて考えていく。これを繰り返すことによって、地域そして世界の課題を解決できるグローバル・リーダーシップ力が皆さんの力になっていくと思っています。

――最後に、コンテストへの応募を検討している中高生に向けてメッセージをお願いします。

皆さんは社会の課題を解こうとこのホームページをご覧になっていらっしゃるのだと思います。是非その考え方をベースにファクトでつまりデータ、RESASのデータを使って分析をしてみてください。そして、そこから新しい発見がある。そしてその発見というものを社会にしっかりと発信と働きかけをしていき、そしてその多くの人を巻き込んで地域、そして世界の課題を解決していかれることを心から期待しています。