全国審査員メッセージ

柳澤 大輔さん

地方公共団体の部 柳澤 大輔さん

面白法人カヤック 代表取締役CEO
地域住民が地域のことをジブンゴトとして考える活動
「カマコン」を立ち上げ、全国の地域に展開。


――柳澤さんがこれまでどういうことに取り組まれてきたのか教えてください。

1998年に面白法人カヤックを設立しました。鎌倉に本社を置き、今年ヒットとなった「うんこミュージアム」はじめ、ゲームアプリやWebサイトなどのコンテンツを企画・発信しています。昨年は移住したい人と地域をマッチングするプラットフォーム「SMOUT」(https://smout.jp/)をスタートし、全国180自治体にご参加いただいています。東京一極集中から地域の多様化が進む時代、それぞれの地域ならではの資本を最大化することが大事だと考え『鎌倉資本主義』(プレジデント社)を上梓。2013年に地元の経営者たちと立ち上げた地域団体「カマコン」は毎月100数十名が参加し、全国30地域以上に展開しています。

――今後どのような地方創生が求められるのでしょうか。

インターネットの進化によって、住む場所や働く場所を自分たちで選ぶ人たちが増えていると感じています。東京からの相対的な距離ではなく、独自の魅力をどれだけ持っているかが、地域の競争力に直結する時代になっていくのではないでしょうか。多様な魅力を持つ地域が日本中に増えれば、もっと楽しい社会になると思うし、そうなってほしいと願っています。

――地方創生☆政策アイデアコンテストに応募することの魅力について教えて下さい。

どんな強みを持っているのか、どんな課題を抱えているのか、地域によって千差万別だと感じます。たとえば鎌倉は、全国的な知名度を持つ一方で、オーバーツーリズムなどの課題に直面しています。自分の住む/働く地域がどのような状況にあるのか、どんな機会や可能性があるのか、数字やファクトを踏まえた上で、熱量あるアイデアにつなげていただけたらと思っています。