地方審査

RESASなどを活用して得られた「定量情報」と、地域の特徴やそこで生活する人々の声、自らの体験などの「定性情報」を組み合わせて地域課題を浮き彫りにした、素晴らしい作品が多くありました。地域課題解決に向けた具体的な取り組みにも期待しています。

RESAS等データを活用し地域課題解決に向けた政策を立案するという経験を通し、皆さんは何を感じていますか。これを機会にまちづくりを自分ゴトととらえ、豊かな日本の未来を実現するまちづくりの担い手としてご活躍いただけることを願っています。

今回のご応募、誠にありがとうございました。提案内容は非常に興味深く、地域資源の活用や課題解決に向けた独創的なアイデアが多く見受けられました。さらにデータ活用や連携方法の具体化が進むことで、実現可能性が高まると期待しております。

RESASやRAIDA等のデータで俯瞰的に捉え、仮設を立て、フィールドワークで検証し、自らも地域の方々と一緒にプレーヤーとなる提案を高く評価しました。どの作品もワクワクし、実現可能性の高い政策も多くあり、継続的な活動を期待しています。

自分のごく身近な問題意識からの提案もあれば、大局的な観点から事業提案するものもあり、アプローチ方法に感心したり驚いたり。審査の結果だけでなく、地域の未来デザイナーがたくさん誕生することが楽しみです！

応募作品の中には、常識に縛られない柔軟な感覚でデータを探し出し、その分析を通じ地域課題の解決に向けた独創的な施策を導き出した事例も見受けられました。審査員としても大変良い勉強になり、うれしく思っています。

九州ブロックは、RESAS等のデータを活用し地域を良く分析、地域の未来を良くする様々な素晴らしい提案がありました。いずれも甲乙つけがたい面があり、とくに今回は、従来にない独創的な提案が多かったように感じました。

やはり、学生の皆さんは観光や食のブランド化に関する問題意識が高かったように思います。しかし、地域を活性化する術は、観光客の誘致や食のブランド化によるアプローチだけではありません。とりわけ、若者のみなさんには、“地域活性化”の手段の視野をもっともっと広げてもらいたいと思います。きっと、RESASやRAIDAは新しい気づきや学びを皆さんに与えてくれるはずです。

ビジネスの成功確率をあげるためには、データに基づく現状分析や将来予測が重要になってきます。想いありきではなく、データから導き出される合理的でロジカルなプラン提案が必要です。今回はいくつかの作品で良質な分析が見られました。

データを用いながら、現状把握から課題抽出、アイデアの提示に至る過程で「論理展開を丁寧に検討する」ことがデータ活用の価値をより高めますし、データに基づく客観的な検証にもつながります。そうした視点で、データを正しく扱う知識や技能を今後も、高めていただければと思います。