受賞者インタビュー

過去受賞者に、本コンテストへ応募したきっかけや受賞後の活動についてお話を伺いました。
今年度応募を考えていらっしゃる方は是非ご参考にしてください。

地方創生☆政策アイデアコンテスト2022
高校生・中学生以下の部 地方創生担当大臣賞

台湾の視点を取り入れた風光明媚な知床を体感する観光!
「心と体、疲れてません? オホーツクを自転車でリフレッシュ」を提案した
北海道斜里高等学校観光ビジネスさんにインタビュー!

地方創生☆政策アイデアコンテストでは、地域経済分析システム(RESAS:リーサス)やV-RESASを使って地域の課題を分析し、地域の課題を解決する政策アイデアを募集しています。

2022年度の高校生・中学生以下の部では、北海道斜里高等学校観光ビジネスの皆さんが地方創生担当大臣賞を受賞されました。

サイクリングを活用した健康づくりやインバウンド観光を提案した皆さんに、本コンテストへ応募したきっかけや受賞後の活動についてお話を伺いました。

地方創生☆政策アイデアコンテスト2022応募のきっかけ

髙桑「観光ビジネスの授業の一環で先輩たちが続けてきたので、今年もその結果を超えられるようにと応募しました。」

―――RESASは授業で使われていたのですか。

髙桑「今回初めて使いました。」

応募にあたり工夫した点・課題であった点

横山「スライド1枚ですべて伝わるように作るのが難しかったです。皆で協力して考えました。」

―――具体的に、スライドはどのように作りましたか。

横山「グラフを詰めすぎないことや、様々なグラフを組み合わせることを考えました。」

―――枚数制限では苦労しましたか。

髙桑「枚数は大丈夫でしたが、発表時間が少なくてぎりぎりでした。」

―――サイクリングというテーマはとてもインパクトがあったのですが、どのような発想でその提案に行き着いたのですか。

髙桑「JR北海道の釧網本線の利用が減少しているので、釧網本線の駅を利用したサイクリングがあればいいなと思いつきました。」

横山「世界自然遺産を目的に知床を訪れる人は多いにもかかわらず、駅が使われていない現状があります。自然と鉄道を活かすために、駅で休みをとりながら自然を見られるようにしました。台湾から来る観光客の方も自転車が好きなので、条件が合うのではと思いました。」

―――8か所のステーションも、台湾の観光客が気軽に利用できるようにするためですか。

横山「ステーションを8か所置くことで、距離が最短10キロになります。体力に自信のない方でも利用しやすいのではないかと考えました。」

―――サイクリングをテーマにされていますが、実際に自転車で走られたのですか。

横山「ファットバイクで冬に走ったことはないのですが、メンバーが夏に普通の自転車で海沿いを走りました。」

髙桑「地元のサイクリングツアーに参加してみた時は、天気も良く景色もよかったです。とても走りやすくて私自身楽しかったです。」

―――発表の中でアプリを作るとのことでしたが、どのようなものを考えられているのですか。

髙桑「まだ決まってはいませんが、観光地やツアーを様々な方に知ってもらえるようなアプリを考えています。」

RESASやV-RESASの活用

横山「コロナによって観光客が減ったと聞いていましたが、実際にどれほど減っていたのかは斜里町民でありながら全く知りませんでした。V-RESASを使うことで、今回改めてその減少を考えさせられました。」

浅沼「使いにくいと思うことはありませんでしたが、オホーツクの中でさらに細かい地域の情報があれば良かったなと思います。」

受賞した時の感想

横山「まさか自分たちが受賞できると思っていなかったので、斜里高校の名前を呼ばれた時は嬉しかったし、9月からいろいろとやってきたことが報われて嬉しく思いました。」

浅沼「先生方にもおめでとう、すごいと褒めて頂くことが多かったです。」

今後の活動予定・意気込み

浅沼「私たちは卒業してしまうので、実現に向けて次の世代の生徒たちに引き継ぎをしていこうと思います。」

―――自治体と何かお話しはしましたか。

担当教師「JR北海道の知床斜里駅の方に釧網本線の活性化について生徒達と取り組みたいという旨を伝えました。北海道経済産業局の方にも、今後の支援について相談しています。」

これから応募する方へのメッセージ

横山「今回私たちは初めて応募しました。必要だろうかと思ったグラフも、最後は全部必要だったのでいろいろな地域を含めて一つ一つ丁寧にデータを見ながら頑張ってほしいと思います。」
髙桑「アイデアを作るのはとても大変ですが、地域に寄り添い、一生懸命向き合い活動していくことで結果もついてくるので、頑張ってほしいです。」
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