受賞者インタビュー
過去受賞者に、本コンテストへ応募したきっかけや受賞後の活動についてお話を伺いました。
今年度応募を考えていらっしゃる方は是非ご参考にしてください。
今年度応募を考えていらっしゃる方は是非ご参考にしてください。
地方創生☆政策アイデアコンテスト2022
官民連携の部 地方創生担当大臣賞
港区のシニア世代を元気に!
「港区アクティブシニア創出計画―MASK-」を提案した
港区政策研究会Aグループさんにインタビュー!
地方創生☆政策アイデアコンテストでは、地域経済分析システム(RESAS:リーサス)やV-RESASを使って地域の課題を分析し、地域の課題を解決する政策アイデアを募集しています。
2022年度の官民連携の部では、港区政策研究会Aグループの皆さんが地方創生担当大臣賞を受賞されました。
ポイントをもらえる健康アプリやe-sportsの推進を提案した皆さんに、本コンテストへ応募したきっかけや受賞後の活動についてお話を伺いました。
―――普段から活動されているようですが、政策研究会は有志のメンバーによる取り組みなのでしょうか。
黒川「区役所の企画課でメンバー募集があり、我々は有志で応募しました。政策研究会によるプロジェクトは毎年行われます。2022年度の研究会ではAグループからCグループまであり、各グループ3、4人ほどでした。他のチームも有志で自分から申し込み、それぞれが漠然と課題だと感じるものについてアイデアを出し合いました。高齢者、子育て、環境というテーマでグループに分かれ、各々調べていく形となりました。」
―――テーマは皆様が設定されたのでしょうか。
黒川「高齢者のテーマは主催者側から与えられましたが、この3人はいずれもメンバー自身が高齢者について課題を感じていたのでこのグループに選ばれたのだと思います。」
―――作成するにあたり課題だったことはありますか。
田中「資料集めは、少し難しく感じました。医療や介護においてなかなかデータを見つけ出すことができなかったので、RESAS以外からもデータを集めました。」
黒川「RESASでは医療介護のデータももちろんあるのですが、どちらかというと産業ベースのデータがとても多く、V-RESASではリアルタイムで見ることもできます。医療介護においては、地域包括ケア『見える化』システム等が充実しているので、そこからデータを持ってきました。」
―――先行事例を調べられたと思いますが、皆様の政策と他の地域の取組の違いはなんですか。
v 黒川「他の自治体はウォーキングという観点から入っています。我々の政策は健康を目指して若者から高齢者までを対象とした事業です。運動と睡眠と食事をばらばらで管理するのではなく、アプリ一つで完結するようにしています。もしPokemon GOのように、スポットに行くことでポイントが付与される仕組みになれば、現地に赴く行動を促せるのではないのでしょうか。港区は観光資源も多いため、集客の効果も見込めると思います。」
黒川「区役所なので区内の医療費等はわかるのですが、他の自治体の医療費と比較できるようなものがあれば、他地域と比較した課題も見えやすいのかなと思っております。」
黒川「最終審査まで残った段階で、私が働いている福祉事務所の皆さんに頑張ったねと、受け答えも良かったと言って頂いたので、頑張った甲斐があったなと思いました。高齢者向けの政策ということで、保健福祉支援部長や高齢者支援課長、介護保険課長との意見交換の場に呼んで頂き、そこでもお褒めの言葉を頂きました。政策は事業として進める検討もして頂いております。」
渡邉「私は教育を所轄している部署にいるのですが、今回の受賞を受けて課長にもよく出来ていると言って頂きました。事業化の話も出ているということで、私たちの経験という面でもよかったと思っています。」
田中「職場や、私個人の周りでもとても反響がありました。頑張ってよかったなと思います。この施策がブラッシュアップされて実現に向かっており、非常に光栄です。参加してよかったです。」
高齢者のフレイル予防、区民の医療費や介護費の削減を大きな目標として、健康アプリの導入をする予定です。
またe sportsについても2023年度から開始する方針があると聞きました。所轄の部署に直接提案したわけではありませんが、私たちが発表した提案には、『区の施設でゲームが常に置いてある環境づくり』があります。介護予防運動の教室というと男性の参加率が非常に低いのですが、例えば、グランツーリスモやマリオカートのようなゲームを置けば、免許を返納しても運転が好きな方にとっての通いの場を作ることができるのではないかと考えております。
また、今回のコンテストを通じて、根拠に基づいて政策を提案するプロセスを勉強させて頂きました。普段の事業においても政策がどのような理由をもとに作られているのかと説明する義務がありますので、今回学んだことを所轄部署の中で活かし提案していきたいです。」
田中「非常に良い経験ができたので今後も政策研究会に携わっていければと考えております。データを活用して政策を作るというのは非常にやりがいがありますし、その政策が本当に実現するかもしれないので、これから応募される方には自分たちの地方創生を頑張って頂ければと思います。」
黒川「港区が最終審査会に出た時、ニコニコ生放送のコメントを見ると東京は地方ではないという声もありました。あの場において我々は不利だったのかなとも思いましたが、今回受賞したことにより東京でもアイデアを発表して地方に波及させていく方法もあるのだと示すことができました。都心の自治体でも、アイデアがあれば出し控えせずどんどん応募して頂きたいです。」
2022年度の官民連携の部では、港区政策研究会Aグループの皆さんが地方創生担当大臣賞を受賞されました。
ポイントをもらえる健康アプリやe-sportsの推進を提案した皆さんに、本コンテストへ応募したきっかけや受賞後の活動についてお話を伺いました。
地方創生☆政策アイデアコンテスト2022応募のきっかけ
黒川「港区役所には港区政策研究会という若手の職員によるプロジェクトチームがあり、RESAS等の統計データを勉強し、政策を上層部に報告する活動を行っております。今回はその成果物をブラッシュアップして、コンテストに応募しました。」―――普段から活動されているようですが、政策研究会は有志のメンバーによる取り組みなのでしょうか。
黒川「区役所の企画課でメンバー募集があり、我々は有志で応募しました。政策研究会によるプロジェクトは毎年行われます。2022年度の研究会ではAグループからCグループまであり、各グループ3、4人ほどでした。他のチームも有志で自分から申し込み、それぞれが漠然と課題だと感じるものについてアイデアを出し合いました。高齢者、子育て、環境というテーマでグループに分かれ、各々調べていく形となりました。」
―――テーマは皆様が設定されたのでしょうか。
黒川「高齢者のテーマは主催者側から与えられましたが、この3人はいずれもメンバー自身が高齢者について課題を感じていたのでこのグループに選ばれたのだと思います。」
応募にあたり工夫した点・課題であった点
黒川「応募にあたっては、初めは簡素だった資料を、皆さんに見て頂けるようなデザインにしました。伝えたい内容について、1つのスライドに1つのメッセージに絞り、審査員の皆さんに審査いただく際に分かりやすいよう、最後にまとめのスライドをつけました。」―――作成するにあたり課題だったことはありますか。
田中「資料集めは、少し難しく感じました。医療や介護においてなかなかデータを見つけ出すことができなかったので、RESAS以外からもデータを集めました。」
黒川「RESASでは医療介護のデータももちろんあるのですが、どちらかというと産業ベースのデータがとても多く、V-RESASではリアルタイムで見ることもできます。医療介護においては、地域包括ケア『見える化』システム等が充実しているので、そこからデータを持ってきました。」
―――先行事例を調べられたと思いますが、皆様の政策と他の地域の取組の違いはなんですか。
v 黒川「他の自治体はウォーキングという観点から入っています。我々の政策は健康を目指して若者から高齢者までを対象とした事業です。運動と睡眠と食事をばらばらで管理するのではなく、アプリ一つで完結するようにしています。もしPokemon GOのように、スポットに行くことでポイントが付与される仕組みになれば、現地に赴く行動を促せるのではないのでしょうか。港区は観光資源も多いため、集客の効果も見込めると思います。」
RESASやV-RESASの活用
渡邉「地域の人口増加率のデータを活用させて頂いた時に、港区のデータがExcelでも見ることができ、それをグラフ化することができる点が視覚的に分かりやすかったです。東京都内では他の区と比較できるというのもとても良い機能だと思います。」黒川「区役所なので区内の医療費等はわかるのですが、他の自治体の医療費と比較できるようなものがあれば、他地域と比較した課題も見えやすいのかなと思っております。」
受賞した時の感想
――これからの活動に向けて、意気込みをお願いします。黒川「最終審査まで残った段階で、私が働いている福祉事務所の皆さんに頑張ったねと、受け答えも良かったと言って頂いたので、頑張った甲斐があったなと思いました。高齢者向けの政策ということで、保健福祉支援部長や高齢者支援課長、介護保険課長との意見交換の場に呼んで頂き、そこでもお褒めの言葉を頂きました。政策は事業として進める検討もして頂いております。」
渡邉「私は教育を所轄している部署にいるのですが、今回の受賞を受けて課長にもよく出来ていると言って頂きました。事業化の話も出ているということで、私たちの経験という面でもよかったと思っています。」
田中「職場や、私個人の周りでもとても反響がありました。頑張ってよかったなと思います。この施策がブラッシュアップされて実現に向かっており、非常に光栄です。参加してよかったです。」
今後の活動予定・意気込み
黒川「港区政策研究会は本来上層部に報告するところで終わります。研究会としては一区切りですが、今後この事業を行っていく上で、所轄の部署である高齢者支援課が中心になって進めていくと思うので、我々もぜひ関わりたいと申し上げているところで、できる限り関わっていきたいです。高齢者のフレイル予防、区民の医療費や介護費の削減を大きな目標として、健康アプリの導入をする予定です。
またe sportsについても2023年度から開始する方針があると聞きました。所轄の部署に直接提案したわけではありませんが、私たちが発表した提案には、『区の施設でゲームが常に置いてある環境づくり』があります。介護予防運動の教室というと男性の参加率が非常に低いのですが、例えば、グランツーリスモやマリオカートのようなゲームを置けば、免許を返納しても運転が好きな方にとっての通いの場を作ることができるのではないかと考えております。
また、今回のコンテストを通じて、根拠に基づいて政策を提案するプロセスを勉強させて頂きました。普段の事業においても政策がどのような理由をもとに作られているのかと説明する義務がありますので、今回学んだことを所轄部署の中で活かし提案していきたいです。」
これから応募する方へのメッセージ
渡邉「今回はとても良い経験だったので、このような機会を次の方にも伝えていきたいと思います。都心でも、どの地域でも必ず課題はありますので、自分たちの住んでいる場所、勤めている場所を確認し、ぜひ取り組んで頂ければと思います。」田中「非常に良い経験ができたので今後も政策研究会に携わっていければと考えております。データを活用して政策を作るというのは非常にやりがいがありますし、その政策が本当に実現するかもしれないので、これから応募される方には自分たちの地方創生を頑張って頂ければと思います。」
黒川「港区が最終審査会に出た時、ニコニコ生放送のコメントを見ると東京は地方ではないという声もありました。あの場において我々は不利だったのかなとも思いましたが、今回受賞したことにより東京でもアイデアを発表して地方に波及させていく方法もあるのだと示すことができました。都心の自治体でも、アイデアがあれば出し控えせずどんどん応募して頂きたいです。」
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( 受託事業者/東武トップツアーズ株式会社)
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